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【開催報告】

2026年度SOGI研修を開催しました

 本学ダイバーシティ&インクルージョンセンターでは、2026年6月から12月をDE&I強化期間とし、各種研修等を企画しています。全体テーマは、昨年度に引き続き”Diversity is a fact; inclusion is an act.”「ダイバーシティは事実(fact)であり、インクルージョンは行動(act)である」としています。

 2026年9月8日(火)に、大阪大学人権問題委員会との共催により、本学全構成員を対象に「SOGI研修~データと事例から考える、SOGI多様性尊重の理解と実践~」を開催しました。今回の研修は、SOGIの多様性への理解を深め、本学での具体的な取組について知る機会として開催しました。法政大学グローバル教養学部助教の平森大規さんを講師に迎え、27名が対面で受講しました。

研修の様子

 研修は2部構成で行いました。第1部では平森さんから「クィア人口学の視点からみる日本社会の現状」についてご講演いただきました。第2部では本学のSOGI多様性に関する施策を紹介しました。

 第1部では、平森さんが専門とするクィア人口学の観点から、最近の研究成果をご紹介いただきました。

前半では、人口調査で性別などをどのように尋ねるかについて、設問の検討と、より正確な人口推計に向けた研究成果が紹介されました。続いて、全国SOGI調査から得られた主な結果が示されました。

また後半では、性的指向を、自分をどう認識するか(アイデンティティ)、どのような人に性的に惹かれるか、誰と性的な関係を持つかという複数の側面から捉える研究が紹介されました。調査結果から、これらの側面は必ずしも一致せず、同じ性的指向のカテゴリに分類される人の間にも、アイデンティティや性的な惹かれ方、性経験にさまざまな違いがあることが示されました。

講演のまとめでは、マジョリティとマイノリティの間にある不均衡を明らかにすることと、一人ひとりの経験をその区分だけで捉えないことの両方が重要であり、こうした視点を踏まえることが、日本でDEIの取組を進める上で大切だとのお話がありました。

 第2部では、人事企画部ダイバーシティ推進課の小住専門職員が、他大学で起こったアウティング(本人の同意なく性的指向や性自認を他者に伝えること)の事例を取り上げ、大学の対応体制を問い直す必要性を示しました。その上で、本学が進めてきたSOGIの多様性を尊重するための取組を紹介しました。また、2026年6月に閣議決定された「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する基本的な計画」に基づく研修資料の共有に加え、本学での取組をまとめた資料を配付しました。さらに、2025年度に実施した「DE&I推進に関するアンケート」のSOGIに関する設問と、業務上の困難について寄せられた自由記述回答の要約を紹介し、管理職向けに作成した資料を用いて、相談対応時の心構えを説明しました。

本学での取組をまとめた資料
管理職向けに作成した資料

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