メイン画像
阪大コラム

阪大の授業って?〈基盤教養教育科目〉

工学部3年ぱすかる

みなさんは、パンキョーって聞いたことありますか?

大学生おなじみの一般教養科目(通称パンキョー)は、阪大では『基盤教養教育科目』という名前で開講されております。(パンキョーじゃなくて、バンキョーですね!でもみんな、パンキョーって呼んでます。)

パンキョーって何なのかを簡単に説明すると。「各学部でそれぞれの専門分野を1から100まで勉強するのも良いけれど。せっかく総合大学なんだし、自分の専門外の分野も1から10ぐらいまで勉強してみない?きっと視野が広がるよ!」っていう科目です。
詳しくは、以下の大阪大学全学教育推進機構のホームページの説明文の引用をどうぞ。

【学問の先端で生み出されている研究成果をわかりやすく講じ、知的営みの魅力や新たな知の地平を切り開く感動を伝え、教養を広げるとともに、知的世界に誘う。また、現代社会が抱える諸問題に関心を抱かせ、それらの解決にかかる意欲を湧かせるとともに、そのために必要となる基礎的素養、知識、能力の修得を目的とする科目。】

…ふむふむ、なるほど。

阪大理系の場合、主に1回生のときに受講します。特に工学部の場合、1回生は豊中キャンパス→2回生から吹田キャンパスと、キャンパス移動があるのですが。パンキョーはほとんどが豊中で開講されているため、1回生でとりきる人が多いです。

私の場合は、1回生の春夏学期で「健康科学系の授業」と「哲学系の授業」をとりました。 他にも数学、物理、化学、生命科学、文学、経済学、言語学、人間科学、法学、解析学などなど色んな分野があり、今年の場合は約150の授業が開講されているようです。

パンキョーは、自分がとっているほかの授業と時間帯が被っていなければ、自由にとることができます。最低何個とるかは、各学部学科の卒業要件によって異なり、私の場合は2個以上が必要でした。

「理系だから理系学部の先生のパンキョーをとらなきゃいけない」なんて決まりはないので、本当にとりたい授業を受講することが出来ます。

私は、高校生のときから、「文系だったら、経済学か心理学か哲学やってみたいな。。。」とぼんやり思っていたので、「哲学系の授業」をとってみたわけです。

「哲学とか全然分らないけど、まぁ、ちゃんと話聞けば解るでしょ!」と、楽観的だった私。 しかし。。。授業を重ねるごとに話がどんどんややこしく、複雑になってゆきます。(もちろん解るように説明してくださっていますが、とにかく内容自体がややこしいんです。) 「。。。あれ?この授業、難しすぎない?」

全回を受け終えて判明したことですが。私の受けた「哲学の授業」はめちゃくちゃ難しかったそうです。(知り合いの人間科学部の先輩(哲学を勉強されている方)が、この授業はムズい。と仰っていました。)

期末試験直前には、なんでこんな難しい授業とっちゃったんだっ!と、ちょっと後悔していましたが。

受講から2年経った今考えると、それもそれで貴重な経験だったなぁ。と思うのです。工学部では直接学ぶことのない、「哲学の難しさ」を知れたんですからね。

こんなふうに、大学に入ると、高校以上に幅広く、自分の学びたいことが勉強できる機会がありますよ、楽しみが広がりますね!

阪大コラム記事

・阪大の授業って?〈基盤教養教育科目〉

・阪大の先生ってどんな人?

・学部ってどうやって決めるの?理学部に入ったきっかけ

・大学院って?みんな大学院に行くの?

・高校での授業と大学の講義の比較

・フェスのテーマカラーについて

・私の受験勉強について

・大阪でのひとり暮らしについて

・コロナ禍での授業ってどんな感じ?

・コロナ禍での学生生活

戻る

戻る

お申込

twitter

トップページへ