高校での授業と大学の講義の比較
工学部3年ぽんず
こんにちは。
工学部応用理工学科マテリアル生産科学科目マテリアル科学コース3年のぽんずです。
みなさんは大学の講義に対してどのような印象を持っているでしょうか? 高校での授業と比べて、私が感じた差を中心にいくつかご紹介したいと思います。
①授業時間
高校での1コマの授業時間は45分から65分など、それぞれの学校で幅があったと思います。
阪大の1コマは90分で、1日最大6コマ設定されています。入学したときはよく、90分の講義は長いなと感じていましたが、だんだん慣れて、集中できるようになりました。実験や実習などの科目は3限4限5限と連続で行われ、長い時間をとれるよう工夫されています。6限は教職科目などが開講されることが多いです。
②1科目の頻度
高校の数学や物理などの科目は、1日1コマほぼ毎日のように時間割に設定されていると思いますが、大学の科目は基本的に週に1回1コマです。課題が出される講義では大抵締め切りも1週間程度に設定されています。前週の講義の内容は1週間経つと忘れかけていることも多いので、授業前にノートやレジュメを見返すようにしています。
③教科書の取り扱い
高校では基本的に教科書の内容に沿って進むことが多いですが、大学では、教科書の指定がなく、先生が作成するスライドを使用して進む講義も多くあります。教科書が指定される場合も、高校の時でいう参考書のような位置付けで、自分の知りたいことが載っているページを見るというように、学習の手助けとして使っています。
④授業内容
大学に入ってからよく聞く言葉に「化学は物理に、物理は数学になる」というものがありました。実際に私がこれまでに経験した感触ではこの通りです。高校の化学は反応式や構造式を覚える暗記科目のような印象を持っていましたが、私が今履修している物理化学ではエネルギーの計算をしたり、たくさんの公式を用いて現象を理解したりと、高校物理の熱力学の考え方が基になっていると思うことが多いです。大学で物理にあたる力学の講義では運動方程式が微分の形で表されるようになり、解くのに積分や複雑な式変形が必要で、数学のような印象を持つようになりました。
他にもたくさん違いはあると思いますが、入学してから実際にどう感じるかを楽しみに頑張ってください。
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