ダイバーシティ&インクルージョンセンターについて
センター長挨拶
大阪大学は、地域から世界全体に及ぶさまざまな課題を解決し、「生きがいを育む社会」を創造する大学として、性別、SOGI(性的指向、性自認)、障がいの有無、国籍、民族、文化的背景、年齢等の違いを超えた、真に多様性を活かせる環境作りに取り組んでいます。
本センターは、ダイバーシティの推進に関する事業の実施及び施策の提言を効果的かつ円滑に推進する組織として、2022年4月1日に設立されました。前身となる「男女協働推進センター」の責務を継承しつつ新たな段階へと発展させ、「大阪大学ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進宣言」に基づき、多様性が真に受容され、個人のアイデンティティとして当たり前に包摂される環境を作り、本学構成員がその能力と個性を最大限に発揮できる魅力ある就業・学修環境の実現を図ります。皆様の一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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島岡 まな センター長 |
実施体制
D&Iセンターは、D&I推進担当副学長をセンター長とし、本学のD&Iの方針策定を担うD&Iオフィスと強固に連携しながら、D&Iに関する施策を機動的に実施します。
D&Iセンターには3部門を設置し、D&Iオフィス員(総長補佐)を各部門長に任命します。各部門には、D&Iセンター専任教員及び各研究科・附置研究所等から選出された兼任教員を配置し、D&Iセンターの個別施策を実施します。なお、D&Iセンター兼任教員は、所属部局において本学のD&I推進の意識及び取組を浸透させ、所属部局におけるニーズ等をD&Iセンターに伝達し、施策に反映する役割も担います。
【D&Iセンターに設置される3部門】
●ジェンダー部門:女性研究者に対するキャリア支援、学修及び就業と生活との両立支援の
取組を実施
●次世代育成部門:未来の女性研究者の卵である女子小中高生や女子大学生にアプローチし、
次世代の女性研究者を育成
●ダイバーシティ部門:SOGI、障がい、国際性など多様性に富む構成員が相互理解のうえで
いきいきと学び、働くキャンパスを目指して施策を提言
【D&IセンターのPDCAサイクル】
Plan:D&IオフィスにおいてD&Iに係る施策の大方針を企画する
Do:D&Iオフィス員自らがD&Iセンター部門長として事業の実施や提言を行う
Check:事後にD&Iオフィスにおいて検証する
Action:検証結果を受け、D&Iセンターで改善する
ダイバーシティ&インクルージョンセンター 招へい教員一覧(2025年4月1日)
これまでの歩み
組織 | 年 | 宣言等 |
---|---|---|
ダイバーシティ&インクルージョン センターに改組 ダイバーシティ&インクルージョンオフィスに改組 |
2022年4月 | |
2021年9月 | 大阪大学 ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進宣言 | |
2020年9月 | イクボス宣言×SOGIアライ宣言 | |
「男女協働推進オフィス」に改組 | 2017年8月 | |
2017年7月 | 大阪大学「性的指向(Sexual Orientation)」と「性自認(Gender Identity)」の多様性に関する基本方針 | |
「男女協働推進センター」発足 「男女協働推進・社学連携室」に改組 |
2016年4月 | 大阪大学男女協働推進宣言 |
「男女共同参画・社学連携室」発足 | 2015年8月 |
ロゴマークについて
このロゴマークは、ジェンダー平等の取組にとどまらず、全ての大学構成員が、多様な性的指向・性自認、国籍や文化的背景、年齢、価値観、障がいの有無等をこえて「様々な能力・可能性を持つ人々」であるとの認識のもと、多様性(ダイバーシティ)が個人のアイデンティティとして当たり前に包摂(インクルージョン)される環境の実現を果たすことへの責任と誇りを表現しています。
ロゴマークの多彩な配色は、D&Iセンターと本学の未来を担う学生や研究者のイメージを重ね合わせたものです。従来の型にとどまらず、進んで、異なるもの・新しいものを取り入れながら革新を起こす先導的な組織となることの決意を表しています。