女性職員キャリアデザインセミナーのご報告
2016年7月8日、去る5月24日開催の「男女協働推進センター設立記念シンポジウム~女性も輝く時代の働き方~」に続く第二弾となる「女性職員キャリアデザインセミナー」を銀杏会館で開催しました。
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今回は大学女性職員に焦点を当て、本学招へい教授で元厚生労働事務次官の村木厚子氏による講演、大阪大学の女性職員によるパネルディスカッション等が行われ、177名もの出席者で会場はいっぱいになりました。
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村木招へい教授は、自身の体験をユーモラスな口調で織り交ぜながら、キャリアアップのための4つのアドバイスとして1.新しい仕事は躊躇せずに引き受けること、2.昇進のオファーも受けること、3.文句はやるべきことをやってから言うこと(やるべきことをやっている人の文句は意見や提案として受け入れられる)、4.女性同士のネットワークを作ること、を挙げられました。
また、育児・介護との両立のためには、1.お金で買えるサービス等は上手に使ってゆとりを得、2.悩むときはくよくよ悩まず、前向きに「どうしたら解決できるか?」と生産的に悩み、3.職場に対し「貸し借りの感覚」を持ち(今は無理できなくても、いつかお返しするという感覚)、4.子育てや介護を理由にしてやりがいのある仕事を諦めないことの4点が大切、と話されました。
また、セミナー開催前に行われた西尾大阪大学総長との対談の内容に触れ、『「育児のため」だけでなく「介護のため」にも、また「女性のため」だけでなく「みんなのため」にも、という視点で制度をどんどん広げ普遍化していこうという方向性、構成員全員にとっての「働きやすさ」と「働き甲斐」という座標軸をしっかり持っているトップ=総長がおられる大阪大学は大丈夫と確信した』、と笑顔で話されました。
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続く女性職員によるパネルディスカッションでは、5名のパネラーがそれぞれの立場から自身の体験談やよりよい職場環境のための提案を行い、出席者から「皆さんの話を聞いて励まされた」「自分も頑張ろうと思った」等、様々な感想が寄せられました。
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男女協働推進センターでは、今後も様々な取組みを通して、教育・研究・就業のあらゆる場面で男女協働の実現を図り、全構成員が個性を尊重され、自由で対等に活躍できるダイバーシティ環境の実現を目指していきます。