全国ダイバーシティ・ネットワークダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)

「第18回フロントスタッフミーティング(第一部はSOGIセミナー)」が開催されました

2021年3月19日(金)10時~12時、オンラインにて、「第18回フロントスタッフミーティング(第一部はSOGIセミナーを兼ねる)」が開催されました。
フロントスタッフミーティングは、キャンパスライフ健康支援センターが、学生支援という観点から各部局との相互の情報共有・連携強化を目的として開催しているものです。例年は各部局の学生支援に携わる教員・事務職員等(フロントスタッフ)が一堂に会して行われますが、今年度はオンライン開催となりました。第一部10時~11時30分はSOGIセミナーも兼ねて90名が参加しました。

キャンパスライフ健康支援センターでの遠隔参加の様子

COデザインセンターほんまなほ教授が『SOGI多様性についていまさら訊けないこと』というテーマでご講演くださいました。
前半ではLGBTs(多様な性と性別を持って生きる人たちが誇りをもって生き、権利を訴えるために連帯を示すシンボルを表す言葉)、SOGI(性的指向、性自認)、SOGIESC(SOGIに性別に関する表現、性に関する身体的特徴を加えた言葉)、ジェンダー(歴史・社会・文化的につくられた性別)といった概念を整理して提示していただきました。
後半はSOGI非典型の学生が求めるのは理解や対応ではなく、「デフォルト」「あたりまえ」を変えることであると教えていただきました。生まれた時に割り振られた性別と一致した性自認をもつこと、異性への性的指向をもつことが「あたりまえ」という社会の認識がありのままの自分を表現することの大きな壁となっており、すべての世代のために性や性別に関する教育が必要であること、オープンに語ることのできる環境が望まれることを伝えていただきました。性や性別に関して語るかどうかは当事者の選択によりますが、語りやすい環境を作るためにさりげなくSOGIへの関心を示す本やグッズを置いているだけでも第一歩になるというお話もありました。

オンライン環境を生かし、発言での質問だけでなく、チャットで質問を寄せることもでき、活発に質疑応答が行われました。参加者それぞれが身近な話題だと感じて気づきを持ち帰ることのできる有意義なセミナーでした。

阪大「ワニ博士」

 
大阪大学男女協働推進宣言

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