2025年度マイクロアグレッション研修「なぜ悪意のない言葉が“攻撃”になるのか ― マイクロアグレッションと、日常に埋め込まれた差別を考える」を開催しました。
本学では、今年度6月から12月をDE&I強化期間とし、”Diversity is a fact; inclusion is an act.”「ダイバーシティは事実(fact)であり、インクルージョンは行動(act)である」をテーマとして、各種研修などを企画・実施しています。
2025年9月26日(金)に、人権問題委員会との共催により、本学全構成員を対象にマイクロアグレッション研修(職員研修等登録名:アンコンシャス・バイアス研修)「なぜ悪意のない言葉が“攻撃”になるのか ― マイクロアグレッションと、日常に埋め込まれた差別を考える」を、吹田キャンパス・コンベンションセンター1階会議室において、対面で開催いたしました。
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一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)の企画業務グループ・研究員の朴 利明 氏を講師としてお迎えし、約35名の本学教職員・学生にご参加いただきました。
講演は、まずマイクロアグレッションの定義や特徴について解説いただき、「悪意のない」言動が「攻撃」になる場面の背後にある構造、具体的なマイクロアグレッションの形態や、それらが心身の健康に与える影響、なぜマイクロアグレッションは見過ごされやすいのか等について、説明いただきました。
また、講師ご自身のご経験も踏まえながら、マイクロアグレッションに向き合うための視点を共有いただき、私たちにできることとして、ミクロ(個人)レベル、メゾ(組織・集団)レベル、マクロ(社会・国)レベルに分けて、お話しいただきました。
マイノリティの立場からこの社会がどのように映るのか、その声から学ぶことで、不平等な関係を維持・強化する日常の言動に変化を起こし、平等な関係をつくり出していくこと ― すなわち、私たちの日々の行動(act)の重要性について、再認識する機会となりました。
最後に、ダイバーシティ&インクルージョンセンターから、「アンコンシャス・バイアスe-learning研修」受講を構成員に対して改めて促し、マイクロアグレッション研修を終了しました。
【研修参加者からの声】
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アーカイブ配信については、ICHO掲示板及びKOAN掲示板に掲載しています。
[FYI] 【録画配信:3/15迄】 2025年度マイクロアグレッション研修「なぜ悪意のない言葉が“攻撃”になるのか ― マイクロアグレッションと、日常に埋め込まれた差別を考える」_ [Recording Available: Until 15 Mar] FY2025 Microaggression Training “Why Well-Intentioned Words Can Be “Attacks”? -Considering Microaggressions and Discrimination (教職員専用・要ログイン)