全国ダイバーシティ・ネットワークダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)

各部局の特色ある主な取組み

≪全学教育推進機構≫

「パウダールーム併設女子トイレ」を設置
本学創立90周年・大阪外国語大学創立100周年記念事業の一環として、女子学生の修学支援及び男女協働参画の推進のため、パナソニック株式会社からのご寄付により設置されました。

≪人間科学研究科≫

(1) 学生・院生向け子育て支援奨励金
子育てと研究・学業の両立に取り組む学部学生・大学院学生を支援するために、奨励金・奨学金支給制度を設定しています。

(2) 教員の育休取得時のガイドライン策定
育児休業の取得はすでに普及しサポート体制を作るのも事務部ではほぼ定着していますが、教員が所得する場合は、代替教員の手当はじめ育休期間中のサポート体制作りは講座や研究室に任されることとなります。教員はこれまで圧倒的に男性・年齢の高い層が多かったため、育休取得の事例が少なく、サポートをどうするか、しばしば一からの手探りとなっており、当該取得者にも講座にも負担が大きくなっていました。そこで、他部局の事例も参考に、教員が育休取得する際のガイドラインを策定し、スムーズな育休取得・サポート体制の策定ができるようにしました。

≪理学研究科≫

(1)男女共同参画ワーキンググループの設置
教職員活性化・男女共同参画ワーキンググループを設置し、男女協働推進のための検討を重ねています。

(2)女性限定教員ポストの設置(助教2名分)
2017年度に、女性教員に限定した公募を行いました。基礎科学の研究領域であれば分野は問わず、これまでの業績、研究のオリジナリティ、今後にむけた発展性等を総合的に考慮して候補者を決定するというユニークな採用法をとりました。このポストは同様の基準で、研究科全体で永続的に運用する予定です。

(3)女子休養室の設置
理学部オープンキャンパスでは、「女子高校生のための講演会」「女子大学院生による女子高校生のための相談コーナー」等を通じて、女性研究者・学生の研究生活やキャリア形成について紹介し、女子中高生を勇気づけています。

≪工学部・工学研究科≫

(1)男女共同参画ワーキンググループの設置
教職員活性化・男女共同参画ワーキンググループを設置し、男女協働推進のための検討を重ねています。

(2)女子高校生のためのオープンキャンパスを開催
平成19年から夏休みに毎年開催。講演会では女子高校生に向けて、現役の女性教員・研究者・学生から工学部で学ぶ面白さを紹介。交流会では、講師や女子阪大生が参加者からの様々な質問にお答えしています。

(3)女性研究者とその卵たちの集いを開催
毎年、第一線で活躍する女性研究者を招いて研究を志した動機や研究と家庭との両立についての講演会と交流会を毎年開催。国際力豊かな学生同士や学生と教員等が研究室を離れて交流できる貴重な機会となっています。

≪基礎工学研究科≫

基礎工学研究科の取り組みについて詳しくはこちら

(1)男女共同参画ワーキンググループ
基礎工学研究科では、2016年頃から研究科内で男女共同参画WGを組織し、性別に限らず互いを尊重してそれぞれの能力を発揮しやすくするための意見交換の場として活用しており、WGからの提案を各種施策に反映させています。

(2)女子中高生・女子受験生・保護者向けイベントの開催
2018年より近畿圏の女子中高生・受験生を対象としたイベントを開催しています。在学生からのメッセージや教員が直接質問に答えるなど基礎工学部をより身近に感じてもらえるような内容で構成しています。

(3)女子更衣室・女子休憩室の設置
既設の女子休憩室に加えて、休憩用小ベンチもある女子学生更衣室を、2022年に新たに設置しました。学部生~大学院生の希望者が利用対象者であり、入室に当たってのセキュリティは強固に管理されているため、随時、安心安全な環境で使用できます。部局内に設置している男女トイレ比率は6:4 程度であり、2022年に安心安全に配慮した女性用トイレに改修しました。また,既設バリアフリートイレ (2か所:本棟1F中央玄関とシグマホール1階)におむつ交換台・チャイルドシートを設置しています。

(4)女性科学者サミットの開催
2018年より理学研究科と共催で女性科学者サミット@阪大豊中を開催しています。基礎工学研究科と理学研究科に所属し各分野で活躍する女性研究者を含めての交流を図る目的で開催していますが、近年は、ワークライフバランスの紹介や受験生・在学生をエンカレッジする内容となっています。

(5)基礎工学部学校推薦型選抜における女性枠の新設
基礎工学部 学校推薦型選抜(女性枠)

(6)クロスアポイント制度を活用

≪国際公共政策研究科≫

国際公共政策研究科では、ダイバーシティを推進しています。教職員や学生のワークライフバランスをサポートするために、授乳が可能な部屋(きぼうのへや)を設けています。
きぼうのへやには、ソファー、ベビーベッド、冷蔵庫、机といす、などを備え付けています。

また、大学では初めて、いくつかのトイレにおむつ台とベビーチェアーを設置しました。
玄関にはスロープを作りバリアフリー化を推進しております。

≪微生物病研究所≫

(1)なんでも相談室の設置
職種、職位、性別、国籍にかかわらず所属員が働きやすい環境を構築すべく「なんでも相談室」を設置、対応している。

(2)企画広報推進室における国際化業務
所内企画広報推進室に留学生・外国人研究者サポート担当を配置、奨学金の受け入れや役所関係手続きなど受け入れ支援およびセトルダウン支援を行っている。また、企画広報推進室において留学生対象の交流会を開催、孤立しやすい留学生の交流を促進している。

≪産業科学研究所≫

(1)グローバルD&I推進室の設置
多様な人材の活躍推進と環境整備を目的にグローバルD&I推進室を設置し、交流会やアウトリーチ活動を通じて、ダイバーシティとインクルージョンに対する一層の意識醸成に取り組んでいます。

(2)産研協働推進チームの発足
職種、職位、性別、国籍にかかわらず全所員がそれぞれの個性を武器として、チャレンジし続けることができる環境を目指して、男女協働推進だけでなく、広範にわたる、ダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を進めています。

≪蛋白質研究所≫

(1)クロス・アポイントメント制度による女性教員の採用の促進
クロス・アポイントメント制度による女性教員の採用を促進しています。

(2)女性限定教員ポストの設置
女性限定で優れた研究者を助教として採用する方策を実施しており、それを継続して、女性研究者の割合の向上に努めています。

(3)休養室・ALL GENDERトイレの設置
体調不良時の休養や授乳・搾乳のためなどに利用できる女子休養室を設置しています。
また、一部のトイレには、おむつ替えシート、ベビーチェアを設置しています。

≪接合科学研究所≫

JWRI 女会の発足
在籍する女性所員(教員、職員、学生、留学生)が、所属や身分にこだわらない連携体制を築いて、女性が働きやすい環境を整備することを目的として、2017年10月に発足。セミナーや定例会(3か月に1度、昼休みを利用)などを開催。

≪免疫学フロンティア研究センター

女性限定の特任助教を公募
免疫学フロンティア研究センター企画室では、研究関連のマネージメントを担う URAを採用してきましたが、女性研究者比率向上のためのポジティブ・アクションとして2023年から、女性限定の助教(URA)の公募を行っています。

≪サイバーメディアセンター≫

「サイバーメディアセンターで活躍する女性研究者ロールモデル集」のWebサイトを制作
センターで活躍する女性研究者を取り上げ、本学とのクロス・アポイントメントや共同研究、キャリアの変遷、ワークライフバランスなどについてインタビューし、多様な研究者像をロールモデルとして紹介しています。

大阪大学男女協働推進宣言

Pick Up

  • 女性活躍推進のためのご寄付のお願い
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  • みんなのSOGI多様性ガイドブック
  • 子育て・介護等両立支援ガイドブック
  • 阪大女性教員による学問のミニ講義 (夢ナビ)

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