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本学が採択を受けている、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」(以下「本事業」という。)の一環として、2020年2月に、共同実施機関であるダイキン工業株式会社と協働して、「女性エンジニアリーダー育成プログラム」(以下「本講義」という。)を実施する予定です。(参照:「女性エンジニア・育休中社員のキャリアアップ・プログラムを開始」)
本プログラムは、来年度以降、本事業の協力機関にも対象を広げていくことを検討しており、この度、本講義の本格実施に先立ち、プレ講義を実施することとしました。プレ講義は2019年9月から11月までの期間中の計6回、上記事業の協働機関(27機関)の社員を対象に実施し、第3回までに延べ90名の方にご参加いただいております。
第4回目の講義となる、「リーダーシップ」(講師:塚原月子代表取締役((株)カレイディスト)は、10月8日(火)13時30分~16時40分に本学吹田キャンパス センテラスサロンで実施し、21名の方が受講されました。
今回の講義では、女性がリーダーシップを発揮する上で、男女普遍の要素を踏まえつつも、多くの女性にありがちな内外の壁、アンコンシャスバイアスや男女のステレオタイプの影響を認識した上で行動する大切さと、「ホットジョブ」の経験(=失敗も含めて糧になるような規模の大きな仕事の経験、キャリア形成に重要)の、男女差が大きいことを知り、特に女性は「ホットジョブ」へのアクセスを意識する必要性があることを学びました。
また、寛容さ、謙虚さ、エンパワメントといった資質を身に付け、構成員の個性をうまく生かすことができるリーダー(=インクルーシブ・リーダー)は、より高いチーム力を発揮できるということを学びました。
講義の後半ではグループワークが行われ、受講生は、組織行動において自分らしいリーダーシップを獲得・発揮するための方向性やアクションを、実践的に体験学習することができました。
2月実施の本講義では、工学研究科の正規授業科目として「インクルーシブ・リーダーシップ」を新設開講し、大阪大学の女子大学院生とダイキン工業株式会社の若手女性エンジニアがともに学びます。本講義では、インクルーシブなリーダーの育成に主眼を置き、受講者が将来技術系リーダーとして活躍できるよう自らの意識と行動を変えるきっかけを与え、変化の時代に対応するスキルや知識を提供します。