全国ダイバーシティ・ネットワークダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)

理系女性大学院生と企業等との交流会を開催しました

2021年11月5日(金)13時00分~16時15分、女性大学院生と企業等との交流会を開催しました。

本学では、女性大学院生の育成、研究力向上及び博士後期課程への進学後押しを目的に、2016年度に本学が採択された、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の共同実施機関・協力機関である企業や研究機関との連携により、2019年度より理系女性大学院生と企業等との交流会を開催しています。
今年度も昨年度に引き続き、オンラインによるバーチャルな交流会として開催されました。理系4研究科の女性大学院生23名と、ダイキン工業をはじめとする企業等9機関より研究・開発担当者や人事担当者など23名、計51名が参加しました。 
※ 理学研究科、薬学研究科、工学研究科、生命機能研究科

交流会開催に先駆け、男女協働推進センター長である島岡まな副学長から、女性大学院生に対する期待や激励、企業等への感謝などが込められた熱いメッセージが送られました。

第1部では、女性大学院生によるプレゼンテーションが行われました。参加者は理工系とライフ系のグループに分かれて、女性大学院生が自身の紹介や研究内容について企業等の方々に発表しました。個々の発表内容に対して、企業等の研究・開発担当者や人事担当者から質疑応答やアドバイス、またオンライン機能による評価をいただきました。
     
続いて第2部では、企業等との交流会が行われました。女性大学院生が交流を希望する企業等を小グループごとにオンライン上で訪問し、企業等の事業内容や大阪大学OG社員の紹介、質疑応答などが行われました。企業等の研究・開発担当者からの説明や少人数で、より身近な形での交流は、女性大学院生にとって将来のロールモデルに触れる良い機会となりました。

参加した女性大学院生からは、「専門が異なる学生や企業の研究者の前でプレゼンし、評価がもらえる貴重な機会だった」「いろんな企業との交流を通して時代を引っ張る女性リーダーになりたいと強く思った」「様々な業界の企業と交流することで志望する業界を見直す良いきっかけとなった」「多様な分野から意見をいただくことで、自分の研究を客観視できる良い機会だった」など、前向きな感想が多く聞かれました。また参加企業等からも、「これまで興味を持ってもらっていなかった学生さんにも興味を持ってもらうきっかけができた」「最前線で活躍する技術者、研究者とのコミュニケーションを取る場として有意義だった」「少人数での交流で密度の濃い交流ができた」などの声をいただきました。

また、昨年度に引き続き、交流会で優れた研究発表を行った女性大学院生4名に「大阪大学女性大学院生交流会優秀発表賞」と副賞が授与され、参加女性大学院生にとっては大きな励みになりました。

大阪大学男女協働推進宣言

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