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2024年9月10日(火)に、教職員・学生を対象に、アンコンシャス・バイアス研修「新規技術の社会実装からみるDE&I-ELSIセンターでの取組み」をオンラインで開催いたしました。
今回は、大阪大学社会技術共創研究センター(ELSIセンター)長の岸本 充生 教授にご講演いただき、本学教職員・学生等約188名の方々にご参加いただきました。
講演は、岸本教授がセンター長を務めておられるELSIセンターのELSI(Ethical, Legal and Social Issues: 倫理的・法的・社会的課題)の概念や、その設立における社会的背景のご説明から行っていただきました。
AI等の新規科学技術を社会実装する際に、技術は新しくても社会の既存の古い価値観をそのまま反映してしまうケースが多々あり、それが昨今の「炎上」に繋がることや、それらが如何にアンコンシャス・バイアスと関わりがあるかについて、具体例を挙げてご紹介いただきました。
岸本教授は本学で導入を開始した顔認証入場システムのリスクアセスメントにも携わってこられ、新しい研究開発においても、多様なメンバーで行うことの重要性や、事前のリスクの洗い出し、バイアスの修正を行う必要性等についても、ご説明いただきました。
最後に、Q&Aを通して様々なご質問にご回答いただき、自分自身のアンコンシャス・バイアスに気づく為には、このような研修を受講したり、世間で議論を呼んでいるニュースについて周りの人と話し合い、普段から訓練を行っておくことが大切であるとお話しいただきました。参加者にとっては、今からでも始められる行動を考えるきっかけとなる貴重な講演となりました。
<開催通知>
【2024.9.10】アンコンシャス・バイアス研修『新規技術の社会実装からみるDE&I-ELSIセンターでの取り組み』 開催のご案内 | 大阪大学 ダイバーシティ&インクルージョンセンター