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2024年11月15日(金)に、教職員・学生を対象に、Well-being研修「『全員』が本当に働きやすい職場にするために ~働く女性支援のポイントと落とし穴~」をオンラインで開催いたしました。
今回は、淀川キリスト教病院産婦人科医の柴田綾子氏にご講演いただき、本学教職員・学生等約170名の方々にご参加いただきました。
講演は、「女性支援のピットフォール」「現場で行う働き方改革」「月経随伴症状への配慮」「更年期障害への配慮」の4項目に分けて、お話しいただきました。
女性支援においては2つの落とし穴があり、育児中の女性への支援だけに目を向けると職場での不公平感が生まれる為、必要なのは男女問わず臨機応変な勤務体系を整え、仕事をカバーした人への負荷軽減を行い、全体的な働き方改革を行うことにあると、おっしゃっていました。
働き方改革の具体例としては、全員の長時間勤務の改善や業務内容の見直し・軽減があり、特に勤務時間外の会議は明日からでも改善できる1例として挙げておられました。また、情報共有ツールの運用のコツや、仕事の申し送りの仕組み化についても、柴田先生のこれまでのご経験を元に、ご紹介いただきました。
月経随伴症状や更年期障害への配慮については、国内での女性の健康課題の経済損失がいかに大きいかについて、図を用いてご説明いただき、多様な人が働く職場において、皆の困りごとの正しい知識を学び、対象者や対象予備軍への情報提供、柔軟な勤務体制の環境整備をすることが、とても重要であると訴えておられました。
最後に、事前に受け付けた質問やQ&Aを通して寄せられた質問にも丁寧にご回答いただき、参加者にとっては、働く女性支援のみならず、どう行動することが皆にとって良い職場環境となるかを考える、大変貴重な講演となりました。
<開催通知>
【2024.11.15】Well-being研修「『全員』が本当に働きやすい職場にするために~働く女性支援のポイントと落とし穴~ 」開催のご案内 | 大阪大学 ダイバーシティ&インクルージョンセンター