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2022年10月24日(月)11:00~12:00にダイバーシティ&インクルージョンセミナー「みんなで考える-月経をめぐるウェルビーイング」をオンラインで開催いたしました。 大阪大学では、8月から10月の3か月間を「ダイバーシティ&インクルージョン強化期間」と定め、セミナーや研修の開催を通じて、意識啓発の強化に努めました。 10月は、「SOGIの多様性とジェンダーエクイティ月間」として、身近な「月経」をテーマにウェルビーイングとジェンダーエクイティについて考えるセミナーを開催いたしました。本学学生・教職員を中心に、学外からもお申し込みをいただき、43名の方が参加しました。
セミナーでは、PartⅠとして、日本および世界の月経をめぐる動きについてご説明いただきました。国際的にはもう10年ほど前から、月経(生理)をめぐる支援や啓発活動がムーブメントとなって広がっており、それは「生理の貧困」問題への対応のみならず、ジェンダー平等を目指すエネルギーとなっていることが述べられました。
また、PartⅡでは、大阪大学MeWプロジェクトについてご説明いただきました(MeW:Menstrual wellbeing by/in Social designの略)。MeWプロジェクトは、生理用品の無償提供用のディスペンサーの開発・設置の実証実験を通じて、日本における月経の諸課題について研究しており、2022年3月から、本学キャンパスのトイレ内において生理用品の無償提供事業を展開していることをお話しいただきました。
参加者のみなさまにとっては、身近であるゆえ深く考える機会がなかった月経について、改めて見つめ直す講演となりました。 セミナーの最後には、参加者から寄せられた多くの質問に、時間の許す限りお答えいただき、盛況のうちに幕を閉じました。
(ご参考)
大阪大学MeWプロジェクト:MeW Project (mewproject-osaka-u.jp)